路上教習編について
次のステップであるロードテストですが、ここで落ちてしまう人がとても多い。日本での運転歴が長い人は、「日本の運転の癖」が試験中に出てしまう。運転ルールもマナーも違うので初心に戻った気持ちで受けるといいかもしれない。
順を追って説明します。
まず、ペーパー試験合格後にロードテスト予約の仕方が書いてある紙を受け取る。そこに書かれているサイトへアクセスし、クレジットカードで手数料を払い受験予約をする。※予約確認画面を忘れずに印刷すること。
因みに筆者はKoolauという交通量が少ない受験会場にしました。(結果一発合格だったので会場も良かったのかもしれません。)
準備するもの
持ち物は
・予約確認画面を印刷したもの
・PERMIT(仮免許証)
・自動車関連書類3種(保険、ライセンスプレート登録証、自動車検査証明書)
・パスポート(VISA期限確認のため)
※もしレンタカーをされていく場合は、これらに加えて
・日本の自動車免許証
・レンタカー契約書
+レンタカー会社が路上テスト用に貸し出しているという文書(無くても可)
ハワイでは日本の自動車免許証を使って、入国後一年以内に限り、車をレンタルすることができます。これを証明するためにパスポートが必要です。
1年以内であればハワイの免許所持者の同乗無しで、一人で車を運転して試験を受けることができます。
レンタカー会社によっては、路上試験用に貸し出しているという文書を作ってくれたりします。
日本人が、レンタカーを借りて一人でロードテストを受けに来るという前例があまりなく慣れていないのか、DMVの職員の方は困惑されるようです。ですが法律では問題ないので、その場で上記のレンタカー会社からの書類を見せればスムーズに進みます。
試験について
<試験前>
試験時間の30分前には会場に到着しているとよい。
早めに受付をしても問題ありません。運がいいと予約した時間よりもより早く試験を受けることができるかもしれません。
僕の場合予定よりも一時間近く早く着いてしまいましたが、すぐに試験を受けられました。
<ロード試験>
ここからは、試験会場、教官、日時によって経験が違ってくるので一概には言えませんが、基本的なこととして注意すべきなのは、
・駐停車状態から車を発進するときには必ずシグナルを。
・一時停止サインがあるところでは、停止線が車内からしっかりと確認できるところで停止。
・左右、後方確認は体ごと確認する方向へ向けるつもりで。
・スピードの出しすぎに注意。(mph表示なので感覚が…)
・縦列駐車の練習をしておく。(縁石から離れすぎた位置には駐車しない)
・たまに教官がメモを取り始めるが、気にしないようにすること。
(気にし始めると集中が切れます)
以下は筆者がKoolauのDMV officeにてロードテストを受けた時のものです。
最初に、車の点検をします。方向指示器、ブレーキランプなどを運転席に座って操作します。
↓ここからは実際に走ったコースの説明です。Koolauのマップを見ながら読むとわかりやすいかもしれませんが、コースは一人ひとり違うので読んでもあまり意味ないかもしれません(笑)
まずをシグナルを出してから車を発進させます。駐車場内では最徐行で、STOPサインも車内からしっかりと確認できる位置で停止して、周りを確認します。モール内の駐車場を出て、左折します。
道に沿って坂を上がり、少し行ったら今度は坂を下る。そしてここで少しスピードが超過してしまったのか教官がメモを取り始める。速度を見たら28mphくらいでした(25mph規制)厳しいです。
交差点に差し掛かり、信号待ち。教官にまっすぐ進むように指示される。信号が青になり、速度に注意しながらある程度進むと、一時停止のある交差点で右折せよとの指示。STOP標識の停止線がフロントから見える位置でしっかり停止し、安全確認をして右折をする。
速度に注意しながら進んでいくと、教官から縦列駐車せよとの指示が。
駐車後に教官がドアを開けて車と縁石との間を確認。
その後は特に駐車に関するコメントもなく、前進せよとのことで、シグナルを出してから発進。
発車してすぐの交差点で左折をするように指示され、左折。左折後少ししてから教官がメモを取りはじめる。
(何かミスしたかなあ)
全方向に一時停止サインがある交差点に差し掛かり、しっかり停止・確認し直進。来た道を戻り始める。
信号のある交差点が見えてきたところで、右に2レーン移動せよのと指示。そして信号のある交差点で右折をする。右折後すぐに車線合流があり、本線と合流。
直進し、最初の信号を左折しDMV officeのあるショッピングモール内へ戻る。空いている駐車スペースに駐車するよう指示され、駐車。
その後すぐに教官に”Pass”と言われofficeで座って待つようにいわれる。
<試験後>
オフィスの椅子に座って待っていると名前を呼ばれ、書類の確認、料金の支払い後、写真撮影をしてすべて終了。
おわりに
現地の人に聞いても一発で合格したという話はあまりなく、おそらくほとんどの人が何度も受けなおしているようです。一発で合格しようとするのではなく、「落ちるのが当然だ」というリラックスした気持ちで受けると、案外受かるかもしれません。ただ、教官の人間性や「相性」の問題もあるので不合格となったからと言ってあまり自信を無くす必要はありません。
皆様のご健闘をお祈りします。
ペーパー試験編はこちら
コメント