3Dプリンティング 誕生, そして第2形態へ

 決して暇を持て余しているのではなく, 自己研鑽の1つとして, また, 最終的にはクラスに飾るオーナメントの1つとして作製を進めているオリジナル作品があります。

 XYZ Printerから出した, 出来たてホヤホヤの作品です。フィラメントは1種類のみしか選択できないプリンターでしたので単色です。写真では分かり辛いですが等高線のような線ができていて, 横から見るとまるで「山」のようです。データは「3D Creator」で顔をスキャンして作りました。

 当然生徒は「キモイ」の一言で終わりにしてしまいます。しかし, わがままを言って情報の先生に3Dプリンターの使用許可を頂き, 顔の3Dデータの作成を行い, 印刷に9時間も掛けた僕からすると, このまま「キモイ」で終わってしまうのはなんだか納得がいきません。

 そこで, 失敗覚悟でこの作品を「第2形態」へと変貌させることにしました。具体的には, 1)土台の除去, 2)塗装, 3)目を光らせる, を実施していきます。

1)土台の除去

 プラモデルのバリを除去するために用いるカッタータイプのはんだごてを使用します。熱伝導率があまり良くないのか, カッターの刃先まで十分に熱くなりません。仕方がないので少し強めに押し付けて,割っていくようにして土台を除去。あとは作品についたバリを熱で溶かしてなだらかにして終わりです。ついでに目のところに裏側から穴をあけて配線用の空間を作っておく。

2)塗装

 わざわざ塗料を買ってくるのが面倒だったので, 家に余っている塗料を使います。脱脂は必要だと思いますが, クリアは正直いらないと思います。そもそもメインの耐熱シルバーはバイクのマフラー用なので, しっかり固まるかすら怪しいし, その上にクリアを塗ることを前提としていないですよね。本来の用途とかけ離れた使い方をしているのでここは参考にしてはいけません。

塗装後がこちら↓

 等高線がより目立って山らしくなってきました。シルバーだと重量感も出てきてちょっと高級そうですね。売れるかな?

 ここの目は裏面から開けようとしたのですが, 裏から溶かしていくとピンポイントで目のところに穴が開くか正直分からなかったので四苦八苦しました。なので裏面は結構雑な感じになっています。まあ重要なのは表なので問題ないですが。

3)目を光らせる

 本当は3mmの赤色LEDが良かったのですが, 近くのホームセンターにたまたまそれがなく, 予定を変更してむぎ球にしました。むぎ球だと抵抗いらないみたいだしね!

ムギ球は3Vなので単三用電池ケースを2つ買い, 直列に繋ぎます。ついでにクルマコーナーで見つけたスイッチを買ってON/OFFを切り替えられるようにする。お会計1000円ちょっと。

完成

 配線の繋ぎは, 車用電工セットを使ってオスメスのコネクターを付けています。塗料ですがやはり作業中に作品から少しづつ手について落ちてきてしまいます。作品は写真を撮った後, 再塗装し, プラスチックのケースに入れて保護しています。

 こうしてみると塗料の色はシルバー系で正解だったかもしれません。明暗がよりくっきりして3D作品という雰囲気が出ていますね。

 今後ですが, まず配線を収納する配線ボックスを作成してすっきりさせます。同時に作品を手で直接持たなくてもいいように専用の土台を作成する。そして今はスイッチでの動作ですが, 音センサーを付けて音に反応して目が光るようにしたいなあと考えています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました