英単語学習

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【なぜ英単語学習か?】 
英単語が不十分だと、予習も「勉強ではなく作業」になってしまうし、長文問題集   も効率が悪くなってしまいます。
未知語が5%の長文演習がもっとも効率的だといわれています。

高校2年生の英語教科書は共通テストより語彙力が高いのが普通です。
つまり、高校2年生の英語教科書で効率的に学ぶためには共通テストレベルの英単語量が必要です。
このように考えると、高校1年生で身につけるべき英単語量は3000語レベルとなるでしょう。
これは見出し語1500語程度の単語帳となるはずです。

 【復習でCDを活用する】 
ある程度学習が進んだら、CDで例文を集中して一気に聴いてみてください。 
聞き取れない例文があったら、それはきちんと覚えていないということです。
リスニングのトレーニングになるのはもちろん、単語の総復習にもなるはずです。

【単語学習法】 
語源から覚える、グループごとに覚える、手と口と耳で覚える、語呂で覚える、などありますが、要は読解量を増やすことです。
「この単語、覚えたはずなのに思い出せない」といった経験を何度も積むことです。
「長文問題」だけではなく、「文法4択問題」や「リスニング」も「読解量増加」には有益です。 

【単語の構造について】 
単語=接頭辞+語幹+接尾辞 
接頭辞は「副詞」の働きをして、「方向」や「否定」を表します。 
語幹は「意味」を表します。 
接尾辞は「品詞」を決定します。 

 例)infamous=in[否] + fame[名声] + ous[形容詞] 
*infamousはアクセントの移動による発音の変化にも注意してください。 

【回数勝負】 
池にゴミが浮いています。
網でゴミをすくい出しましょう。
1回目、大きなゴミが取れました。
2回目、やや大きいゴミが取れました。
3回目、中くらいのゴミが取れました。
これを繰り返すことで、網の目がだんだん詰まってきます。
網の目が詰まるにつれて小さいゴミもすくえるようになってきます。
単語学習もこうありたいものです。
完璧な1回よりも、数多くの繰り返しです。
ある程度すくってしまったら、今度は長文学習が小さなゴミをすくう機会になります。 

『速読英単語必修編』の使い方】 
書名から「速読」や「英単語」がターゲットであると誤解されやすいのですが「多読用」の教材です。
単語帳というよりも、自習用の多読用教材として使用するといいでしょう。
英単語は「英単語だけ」を覚えようとしてもなかなか定着しません。
適切な単語レベルの英文を多読することによって、英単語は定着していきます。
『英単語帳』と並行して、『速読英単語』で多読を行うといいでしょう。 

使用の際には、「精読」はもちろんのこと、「前からかたまりごとに意味が通るようになるまでの音読」も積極的に行ってください。
文構造を捉えた英文を音読することによって、「直読直解(英文を前から読みながら理解する)」ができるようになります。
これは「速読」や「リスニング」に必須の能力です。
精読については注意が必要です。
『速読英単語』の和訳は、「なるべく前から訳す」といった考え方で行われており、これによって文構造が犠牲になっている箇所があります。

*和訳を見ても文構造が見抜けない人は『基礎英文解釈の技術100(桐原)』などの英文解釈系問題集に取り組む必要があるでしょう。 

リスニングCDは、発音の確認だけではなく、復習でも使いましょう。
ある程度まで「精読+音読」が進んだら、何も見ずにリスニングCDを聴いて「意味が通るか」を確認してください。
英文1つにつき1分30秒程度です。
たとえば、「5課まで進んだら、1課から5課までリスニングCDを聴いて自分が理解できているかどうか試してみる」といった使い方をした場合、8分で一通りは終わります。
リスニングCDを聴いて理解できなかった英文は、もう一回丁寧に読んで「穴」を確認しましょう。  

『英単語帳』は「英単語の暗記」が目的です。
『速読英単語』は「多読」「英単語の定着」が目的です。
それぞれに目的があるのですから、どちらか一方ではなく、両者を並行して行うといいでしょう。
また、『速読英単語』は「1回読んで終わり」ではなく、「何度も繰り返すべきもの」です。
何度も繰り返しましょう。 

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