「ネイティブの英語にぐっと近づく、英作文のコツ」
自分の英文を読んで、意味は伝わるけどどこかあか抜けない、と感じることはありませんか?今回はネイティブらしい英文に近づけるためのコツをご紹介します。
1. ネイティブらしい英文に必要なもの
単語や文法は間違っていないのに、なんとなく子どもっぽさや学校英語っぽさが残る。
それは「ネイティブの感覚」が足りていないからです。感覚というと掴みどころがないように思えますが、鍛えられるものなのでご安心ください。
2. ネイティブの感覚とはどういうものか
そもそも英語には、日本語の直訳からはイメージしにくい特有の表現があります。以下は一例ですが、ご自身の英文に各例の上の文と似たものがないか、チェックしてみてください。
<受動態> 例)同社は来春、新商品を開発する予定です。
The company will develop a new product next spring.
↓
A new product will be developed by the company next spring.
<無生物主語> 例)飯高駅にはこのバスで行けます。
You can go to Iitaka Station on this bus.
↓
This bus will take you to Iitaka Station.
特に無生物主語は、日本語の感覚からすると違和感がありますよね。ですが、これこそがネイティブの感覚です。
ではその習得には何をしたらいいのでしょうか。
3. ネイティブの感覚を習得する方法
3-1. まずは「英借文」をする
英作文をするとき、5文型のどれを使うかなど、ゼロから考えていませんか?そうではなく「英借文」を意識することがポイントです。
知っている英語のフレーズを「借りて」作文できないか考えてみましょう。もちろんこれは、いかにフレーズをストックできているかが重要になります。
たとえば参考書の英文、街角の英語の案内表示、あるいは洋楽に触れたとき、印象に残ったフレーズはこまめにストックしておきましょう。
それを活かして「英借文」を数こなすことで、徐々にネイティブの感覚がインストールされていきます。
3-2. 語彙力を増やす
とはいえ、やはり語彙が増えなければ表現の幅にも限界があります。フレーズのストックに単語のストックが合わされば、よりネイティブの英文に近づきます。
参考までに筆者おすすめの単語帳を紹介します。
ターゲット編集部『ターゲット1900 6訂版』(旺文社, 2020年)
ターゲットは単語の意味だけでなく、よく使われる形や例文もコンパクトに記載されています。単語とフレーズのストックを、効率的にできる優れものです。
持ち運びやすいサイズなので、スキマ時間で1ページずつでも眺めるようにしましょう。
4. まとめ
ネイティブらしい感覚や英文は、直接彼らと交流しなくても磨けるものです。ご紹介した方法は、机の上で一人でできることですのでぜひ試してみてください。
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