数多くの先生方の英語の授業を見学したり, 記事の投稿を拝見する中で, 自分の授業のパターンというものがなんとなく決まってきたような感じがします。ここで今現在の文法の授業パターンを振り返ります。
導入:
・前時のターゲット構文の復習
日本語訳をスライドで提示します。ペアで日本語を言う人、英語に訳す人のように役割を決めさせ、前回の内容の確認の時間とします。
・バックトランスレーション
前時のターゲット構文+応用問題(前回ならった文法項目を使用するもの)を出題します。スライドに日本語訳を出し, ノートに英訳させます。
・バックトランスレーションの答え合わせ
前時のターゲット構文は教科書や自分でとったノートを見てチェックさせます。応用問題については、生徒を指名し, 黒板を使って生徒の考えた英文を考察します。
展開:
・本時の文法項目の説明1
例文を使ってなるべく簡潔に説明しようと思っているのですが、なかなか難しいです。
・例文の音読
説明で使用した例文(教科書のターゲット構文)を音読させます。ただ音読させると頭空っぽのままの作業として音読をする生徒が出てくるので困っています。「覚えるつもりで読め」とは指示しますが、だんだん声が小さくなってくることがあり、ここは改善の余地がある気がします。
例)Firefighters entered the burning house.
・例文の音読2
上の音読では、例文をすべて英語で提示していますが、ここではその一部を日本語化し、英語の語順に慣れさせたり、習った文法項目の確認もさせます。
例) Firefighters entered / 燃えている / 家 /.
・例文の音読3
更に日本語化する箇所を増やします。
例)消防士は / entered / 燃えている / 家 / .
・例文の音読4
すべて日本語化します。さらに難易度を上げるために, 自然な日本語訳を提示するのもいいかもしれません。
例) 消防士は / 入った / 燃えている / 家に / .
消防士は燃えている家に入った。
・例文の暗唱
最後に日本語訳を見ずに, 教師が言った例文の日本語を英語に直させます。この時は指名して, 緊張感を持たせます。
・本時の文法項目の説明2(以降)
他に説明するものがあれば続けます。文法項目はなるべく分けて説明するように心がけると、あまりダラ~っとした雰囲気にならないような気がします。
・例文の音読1~例文の暗唱(繰り返し)
・問題演習
最後に教科書の問題に取り組ませます。
・問題演習の答え合わせ
時間を見て答え合わせをします。
まとめ:
・本時の内容確認と次回予告
まとめとしてその時間に学習した文法事項の確認と次回の予告を行います。今回音読で使った例文は次回の最初の復習をすることを伝えます。(生徒が慣れてきたらいちいち言いませんが。)
大まかな流れですが今年の夏休み以降はこのパターンで授業を行っています。たまに「文法の解説」というよりは「語法や決まった構文」を知ってほしいという場合があり、そのときはQuizletのフラッシュカードを使用して一気に紹介してしまいます。そして次の授業の時にQuizlet liveでグループワークをさせるような流れになっています。
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