よく個々の特性に合わせた教育が必要だと言われますが, Differenciation(Personalizationとも呼ばれる)はまさにこの考え方です。
学習者の勉強への準備度合いや, 学習スタイルは言うまでもなく千差万別です。日本ではまだあまり多様性を認める教育がなされていないところもありますが, グローバル化が進んだ現在では, 「こうあるべきだ」のような考え方は他者との間に軋轢を生みやすい。
昔は「生徒が教師に合わせる」時代でしたが, 近年の不登校やLD等に対する支援を考えると「教師が生徒に合わせる」時代になってきているのかもしれません。
「じゃあ端的にどうすればいいんだ?」
と言われてしまうと難しいですが、僕の理解では「まず相手が考えていることを知る」ことが益々重要になってきていると感じます。
教師側の勝手な推測で「(こう考えているだろう。ならばこうだ!)・・・(その後延々と生徒に向かって話す。)」のようなスタイルは、情報量が限られていた昔らなまだしも、情報が溢れかえっている現在では陳腐に感じられます。
相手の考えを聞いて、「ああそんな風に思っていたんだねえ!」
このやり取りは表面的ですがすごく重要に僕には感じられます。
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